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『手作りフードを始めたけど、人間は大丈夫でも犬はダメっていう食材もあるんでしょ?』
そうなんです。
なにげなく私達が口にしているものであっても、ワンちゃんにとってはとても危険な食べ物はいくつかあります。
安全に手作り食やドッグフードアレンジを楽しんで頂くため、犬に食べさせてはいけないものを素材別に一覧にしました。
犬に絶対に与えてはいけないもの(死に至る可能性あり)
- アレルギーがある食べ物
- チョコレート
- ぶどう(マスカット・レーズン含む)
- ネギ・玉ねぎ・ニラ
- アボガド
- キシリトール
- アルコール類
- 人間の医薬品
食材一覧に入る前に、大前提として「犬に絶対に与えてはいけないもの」は知っておきましょう。
各一覧でもまとめますが、上記の食材は少量でも中毒を起こしやすく死亡に至る可能性のある食材です。決して与えてはいけません。
肉類
ワンちゃんの主食でもある肉類。基本的に与えてOKなのですが、いくつか注意点があります。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
1 | 鶏肉 | 〇 ※新鮮であること | ◎ | 鶏の骨は割れると鋭く尖るため、与えないこと |
2 | 豚肉 | × | ◎ | 生肉は腸管出血性大腸菌・サルモネラ・E型肝炎ウイルスに感染するリスクあり |
3 | 牛肉 | 〇 ※新鮮であること | ◎ | 生の場合、脂肪の少ない赤み部分を与える |
4 | 羊肉 | 〇 ※新鮮であること | ◎ | |
5 | 鹿肉 | × | ◎ | 生肉は細菌や寄生虫がいる可能性あり |
6 | 馬肉 | 〇 ※新鮮であること | ◎ | |
7 | 猪肉 | × | ◎ | 生肉は細菌や寄生虫がいる可能性あり |
8 | 合鴨 | 〇 ※新鮮であること | ◎ | 生肉は野生のものは避ける |
9 | 卵 | 〇 ※新鮮であること | ◎ | 生卵はアビジンビオチンを減らすため皮膚トラブルに繋がるリスクあり |
10 | モツ | △ ※傷みやすい | ◎ | 高コレステロールであるため少量を時々程度に。 |
魚類
魚は死後に酵素分解により、ビタミンB1を分解する酵素「チアミナーゼ」が増加します。
チアミナーゼにより、ビタミンB1欠乏症に陥ると、足元がふらついたり、歩けなくなる場合もあります。
加熱処理によりチアミナーゼは分解されるため、魚類は基本的に加熱処理が基本となります。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
11 | 青魚 (秋刀魚・鯵・鰯など) | × | ◎ | 不飽和脂肪酸が多い。食べ過ぎに注意 |
12 | 赤魚 (鮪・鰹など) | × | ◎ | 鰹はヒスチジン中毒、鮪は水銀の取りすぎにならないよう、与えすぎに注意 |
13 | 白魚 (鯛・鰈・鮭など) | × | ◎ | |
14 | 川魚 (鮎・岩魚など) | × | ◎ | 寄生虫が多いので生安食はNG |
15 | 貝類 | × | 〇 | 鮑、トリ貝、栄螺、トコブシは加熱処理しても与えない。 帆立、牡蠣、浅利、蜆はOK |
16 | イカ | × | △ | 生はアニサキスやチアミナーゼの含有量が高いためNG。 加熱処理後は少量ならOK。消化がよくない |
17 | エビ | × | 〇 | 生はチアミナーゼの含有量が高いためNG。 消化によくない。 |
18 | タコ | △ | 〇 | チアミナーゼの含有量は少ないものの、少量にとどめるべき。 消化不良を起こす可能性あり |
19 | 魚卵 | × | 〇 | 傷みやすいため生食は避ける。 高カロリーであるため少量にすべき。 加工品はNG |
20 | しらす | ー | △ | 塩抜きしてから少量与える |
野菜類
野菜は基本的に問題ないものが多いですが、いくつかNGな食べ物もあります。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
絶対NG | ネギ | × | × | n-プロピルジスルフィドによって中毒を引き起こす |
絶対NG | 玉ネギ | × | × | 「アリルプロピルジスルフィド」が、赤血球の溶解・貧血を引き起こし、玉ねぎ中毒に陥る |
21 | キャベツ | 〇 | 〇 | 生はシュウ酸が多いので少量にする。 甲状腺系の疾患を持つ犬は避けた方が無難 |
22 | アスパラガス | × | 〇 | 生はアルカロイドを含有(微量)するのでお勧めしません |
23 | カリフラワー | 〇 | 〇 | |
24 | ブロッコリー | 〇 | 〇 | 甲状腺系の疾患を持つ犬は避けた方が無難 |
25 | クレソン | 〇 | 〇 | β―カロテン豊富な優秀食材です |
26 | 小松菜 | 〇 | 〇 | アクが少なくカルシウムが豊富。 便秘のワンちゃんにも◎ |
27 | ほうれん草 | × | 〇 | 生はシュウ酸が多く結石の可能性があるため茹でてあく抜きする |
28 | 春菊 | △ | △ | アレルギー物質「セスキテルペンラクトン」含有。 βーカロテンなどの栄養素も豊富だが加熱して少量が◎ |
29 | 青梗菜 | △ | 〇 | 生はゴイトロゲンを含有するため茹でたものを与える 甲状腺機能低下症の犬には与えない |
30 | 白菜 | 〇 | 〇 | 生はゴイトロゲンを含有するため茹でたものを与える 甲状腺機能低下症の犬には与えない |
31 | レタス | 〇 | 〇 | 微量ながらキシリトール配合。与えすぎには注意 |
32 | セロリ | 〇 | 〇 | 繊維質多め 苦手なワンちゃんも多い |
33 | 水菜 | 〇 | 〇 | 生はゴイトロゲンを含有するため茹でたものを与える 甲状腺機能低下症の犬には与えない |
34 | ルッコラ | 〇 | 〇 | 生はゴイトロゲンを含有するため茹でたものを与える 甲状腺機能低下症の犬には与えない |
35 | 大根 | △ | 〇 | ミネラル含有分が多い 与えすぎには注意 |
36 | ごぼう | ー | △ | イヌリンが豊富で栄養食材。 ただし、繊維質が多いので少量にする |
37 | かぶ | 〇 | 〇 | 消化吸収を助けるアミラーゼが豊富 |
38 | さつまいも | 〇 | 〇 | 生は硬く食べない犬が多いが与える分には問題ない カリウムが豊富なので腎疾患、心疾患のあるワンちゃんは注意 |
39 | 里いも | × | 〇 | 生で里芋中毒になった症例あり。 加熱後を与える |
40 | じゃがいも | × | 〇 | 生の場合、芽や緑の皮部分に毒性のある「ソラニン」を含む恐れあり。 食物繊維、カロリーともに豊富なので少量にとどめる |
41 | 生姜 | △ | △ | 少量のみ。多すぎると胃腸に刺激を与える恐れあり |
42 | にんじん | 〇 | 〇 | 抗酸化作用あり。 免疫力のアップにも効果的 |
43 | とろろ芋 | △ | 〇 | シュウ酸を含むため腎疾患のあるワンちゃんは注意。 皮膚につくとかゆみが出る場合も。皮膚の弱いワンちゃんは生はNG |
44 | にんにく | × | × | 少量であれば問題ないという意見もあるが、「有機チオ硫酸化合物」含むため中毒の可能性あり |
45 | レンコン | 〇 | 〇 | タンニン豊富で炎症止めの効果も |
46 | 枝豆 | × | 〇 | 生は「トリプシンインヒビター」含有によりたんぱく質の消化不良を起こす可能性がある |
47 | オクラ | 〇 | 〇 | ビタミン・ミネラルが豊富 |
48 | かぼちゃ | × | 〇 | 生は消化不良を起こすリスクあり。 加熱後は問題なし |
49 | きゅうり | 〇 | 〇 | 夏におすすめ |
50 | さやいんげん | × | 〇 | レクチンを含有。 生はNG |
51 | さやえんどう | × | 〇 | レクチンを含有。 生はNG |
52 | ズッキーニ | △ | 〇 | 食物繊維豊富なので少量ずつ。 食糞対策として有効 |
53 | そらまめ | × | 〇 | レクチンを含有。 生はNG |
54 | とうがん | 〇 | 〇 | カリウムが豊富。腎疾患・心疾患のあるワンちゃんは注意 |
55 | トウモロコシ | × | 〇 | 食べ過ぎに注意。食物繊維が豊富。下痢することも。 芯は窒息の原因になるため与えない |
56 | トマト | 〇 | 〇 | 必ず完熟したものを。未完熟はトマチン中毒の恐れあり |
57 | なす | △ | 〇 | アルカロイド含有。生でも少量なら問題ない |
58 | ゴーヤ | × | 〇 | 苦みは犬も嫌う傾向あり。 生で食べすぎは下痢の原因に |
58 | ピーマン | 〇 | 〇 | 苦手なワンちゃんが多い |
60 | パプリカ | 〇 | 〇 | 栄養価が高くおすすめ |
キノコ類
ワンちゃんにとってもキノコ類は健康食材になります。
ただし、繊維質が硬く、消化器に負担がかかる恐れがあるため、茹でる、煮るなどの加熱処理をしたものを少量与えることをおすすめします。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
61 | しいたけ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
62 | えのきたけ | × | 〇 | 生は「フラムトキシン」を含み、赤血球を破壊する。中毒を起こす可能性あり |
63 | エリンギ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
64 | きくらげ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
65 | なめこ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
66 | ぶなしめじ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
67 | まいたけ | × | 〇 | 生は「シアン」という毒物が微量ながら含まれており中毒を起こす可能性あり |
68 | マッシュルーム | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
69 | ひらたけ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
70 | ポルチーニ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるため、加熱処理したものを与える |
豆類・ナッツ類
豆類、ナッツは与え方を間違うと中毒を起こす可能性のある種類もあります。
また、食物繊維が豊富なため胃腸に負担をかける可能性も。
毒性のないものを加熱処理し、少量を意識してください。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
71 | ひよこ豆 | × | 〇 | レクチン含有にて生は中毒になる恐れがある 食物繊維が豊富。 加熱したものを少量与える |
72 | いんげん豆 | × | 〇 | レクチン含有にて生は中毒になる恐れがある 食物繊維が豊富。 加熱したものを少量与える |
73 | 黒豆 | × | 〇 | 生はトリプシン・インヒビターという毒性の成分がある。 |
74 | あずき | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れあり。 あんこに加工したものは糖質が多すぎるので注意 |
75 | ささげ | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるためNG |
76 | レンズ豆 | × | 〇 | 生は消化不良になる恐れがあるためNG |
77 | 大豆 | × | 〇 | 「トリプシンインヒビター」含有にて生は有毒。 食物繊維が豊富。 加熱したものを少量与える |
78 | くるみ | △ | △ | 少量なら与えてもOK。 高カロリーで脂質も多いので少量にする |
79 | アーモンド | × | △ | 「酵素抑制物質」が含まれるため生はNG。 ローストしたものを少量与える |
80 | ピーナッツ | × | △ | 生はカビ毒の心配があるためNG。 加熱後なら少量であればOKだが高カロリーである |
81 | カシューナッツ | × | 〇 | 生は毒性あり。 |
82 | ピスタチオ | × | △ | 消化不良の恐れあり。 殻付きは絶対に与えない |
83 | ピーカンナッツ | × | × | ジュグロンという中毒物質が含まれています。 胃腸障害を引き起こすおそれがあります。 |
84 | マカダミアナッツ | × | × | マカダミアナッツ中毒を起こす可能性がある |
85 | ヘーゼルナッツ | × | △ | 毒性はないものの、喉に詰まらせる恐れあり。砕いたものを少量与える |
86 | パンプキンシード | × | 〇 | 尿漏れ対策として積極的に摂取させる場合もある |
87 | 松の実 | × | △ | 毒性はないものの、脂質が多いので少量にとどめる |
88 | ひまわりの種 | × | 〇 | 生は消化不良を起こす可能性あり。 |
果物類
一般的に果物は与えてOKと考えている飼い主さんが多いですが、一部ワンちゃんにとっては毒性を示すものがあります。
下記の表を参考にしてみてください。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
絶対NG | ぶどう (マスカット・レーズン含む) | × | × | ぶどう中毒を起こす可能性あり |
絶対NG | アボガド | × | × | ペルシンという成分により中毒症状を起こす可能性がある |
89 | バナナ | 〇 | 〇 | 糖質が多いので食べ過ぎに注意 |
90 | いちご | △ | △ | キシリトールを含むので少量にとどめる |
91 | すいか | 〇 | 〇 | 与えすぎると下痢する場合もある |
92 | ナシ | 〇 | 〇 | 収穫時期より前の梨には、「アミグダリン」が含まれ中毒を起こす可能性あり |
93 | 洋ナシ | 〇 | 〇 | 収穫時期より前の梨には、「アミグダリン」が含まれ中毒を起こす可能性あり |
94 | りんご | 〇 | 〇 | |
95 | ブルーベリー | 〇 | 〇 | 消化しにくいので少量にする |
96 | ラズベリー | 〇 | 〇 | 生のラズベリーは傷み安いので注意。 加工品は砂糖不使用のものを与える |
97 | クランベリー | 〇 | 〇 | 膀胱炎やストルバイト結石予防にも◎。 |
98 | メロン | 〇 | 〇 | 糖質が多いので少量を与える |
99 | もも | 〇 | 〇 | 糖質が多いので少量を与える |
100 | すもも | × | × | 成分のアミグダリンが中毒症状の原因になる恐れあり。 |
101 | みかん | 〇 | 〇 | 与えすぎると下痢を起こす可能性あり。 |
102 | 文旦 | 〇 | 〇 | 与えすぎると下痢を起こす可能性あり。 |
103 | キウイ | 〇 | 〇 | 嫌うワンちゃんも多いが毒性はない。 |
104 | グレープフルーツ | △ | △ | 消化不良を起こすワンちゃんもいるため、積極的には与えない |
105 | ゆず | △ | △ | 強い酸味が胃腸を刺激、下痢や胃炎を起こすこともあるため少量のみOK |
106 | レモン | △ | △ | 強い酸味が胃腸を刺激、下痢や胃炎を起こすこともあるため少量のみOK |
107 | 柿 | 〇 | 〇 | 甘味が強いので太りやすい |
108 | さくらんぼ | 〇 | 〇 | 種や茎には「アミダグリン」を含むため与えない |
109 | プルーン | × | × | 「カリウム」と「ソルビトール」の含有量が多く、中毒になることも。 種には「アミダグリン」を含むため与えない |
110 | マンゴー | 〇 | 〇 | 甘いので少量のみOK |
111 | パイナップル | 〇 | 〇 | 芯は誤嚥の恐れがあるので与えない |
112 | パパイヤ | △ | 〇 | 青パパイヤを生のまま与えると胃腸障害を起こす恐れがある |
113 | イチジク | × | × | ソラレンや、フィシンによる中毒を起こす可能性あり ゴム(ラテックス)アレルギーを起こす可能性も |
114 | ザクロ | × | × | アルカロイド類のペレチエリンやタンニンが、消化器症状を起こす可能性あり |
115 | ビワ | △ | △ | 未完熟なものや葉や種に「アミグダリン」を含むため注意が必要 |
116 | カリン | × | × | 渋みが強く硬いため胃腸に負担をかける 加熱する場合も砂糖の添加が必要になるためNG |
117 | ウメ | × | △ | 生梅は「アミグダリン」を含むためNG。 梅干しは塩分が高いため少量のみOK |
118 | アンズ | 〇 | 〇 | 未成熟な果実や種子、葉には「アミダグリン」を含むため、完熟した果肉のみOK |
119 | あけび | × | 〇 | アク抜き後、種を取り加熱したものを少量与えるのはOK |
穀類
穀物=炭水化物は基本的に加熱したものを与えます。生で与えると消化が悪く、またワンちゃんも積極的に食べようとはしません。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
120 | 薄力粉 | ー | 〇 | 全粒粉がおすすめ アレルギーに注意 |
121 | 強力粉 | ー | 〇 | 手作りパンなどの使用に◎。 薄力粉より栄養価は高め。 アレルギーに注意 |
122 | うどん | ー | 〇 | 塩分の取りすぎにならないよう、無塩のものを |
123 | そば粉 | ー | 〇 | 栄養価が高いがアレルギーを起こすと重篤化しやすい |
124 | パスタ | ー | 〇 | 茹でる際に塩をいれないこと |
125 | もち | ー | 〇 | 丸飲みで喉に詰まる恐れがあるため、少量ずつ与える |
126 | ごはん | ー | 〇 | 普通に与えてOK |
127 | パン | ー | 〇 | 減塩パンや手作りパンなど塩分の少ないものが◎ |
128 | 麩 | ー | 〇 | 揚げ麩よりは焼き麩の方が低カロリーでおすすめ |
129 | 押し麦 | ー | 〇 | やわらかく茹でたものを与える |
130 | きび・あわ・ひえ | ー | 〇 | やわらかく茹でたものを与える |
大豆加工品
大豆加工品は基本的に、大豆アレルギーのないワンちゃんであれば問題なく与えられる植物性タンパク質となります。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
131 | 納豆 | 〇 | 〇 | 栄養価の高い健康食材。 ただし与えすぎは胃捻転や胃拡張の原因になるという説も |
132 | 厚揚げ | △ | 〇 | 下ゆでし、油抜きしたものを少量与える |
133 | 油揚げ | △ | 〇 | 下ゆでし、油抜きしたものを少量与える |
134 | おから | △ | 〇 | 生は傷みやすい 加熱調理したものを与える |
135 | きなこ | ー | 〇 | 消化吸収に優れている 栄養価の高い食材 |
136 | 高野豆腐 | ー | 〇 | 乾燥から戻し、調理したものを与える 油分・塩分の入れすぎに注意する |
137 | 豆乳 | 〇 | 〇 | 大豆アレルギーのワンちゃんはNG |
138 | 絹ごし豆腐 | 〇 | 〇 | タンパク質を多く取りたい時におすすめの食材 |
139 | 木綿豆腐 | 〇 | 〇 | タンパク質を多く取りたい時におすすめの食材 |
乳製品
牛乳に含まれる乳糖を分解する力が弱いワンちゃんは、牛乳をたくさん飲むと下痢をしてしまう場合もあります。
牛乳以外の乳製品でも同様の症状を引き起こす可能性があるため与える際に注意が必要な食材があります。
生食 | 加熱 | 注意 | ||
---|---|---|---|---|
140 | 牛乳 | △ | △ | 牛乳を消化する酵素「ラクターゼ」が少ないため下痢をしやすい。 少量ならOK |
141 | 無脂肪乳 | △ | △ | 牛乳を消化する酵素「ラクターゼ」が少ないため下痢をしやすい。 少量ならOK |
142 | ヨーグルト | 〇 | 〇 | 与える場合はプレーンタイプのものを。 消化にしやすく下痢しにくい |
143 | チーズ | 〇 ※1 | 〇 ※1 | ※1モッツァレラやカッテージチーズなど塩分の少ないナチュラルチーズならOK。 塩分の少ないものを少量与える |
144 | 山羊乳 | 〇 | 〇 | 消化吸収が良く、アレルギーを起こしにくい |
145 | スキムミルク (脱脂粉乳) | 〇 | 〇 | 牛乳アレルギーなら避ける |
146 | 生クリーム | △ | △ | 牛乳を消化する酵素「ラクターゼ」が少ないため下痢をしやすい。また高脂質で太りやすい。 少量ならOK |
乾物・藻類
乾物は基本的に水で戻し柔らかくしたものを与えます。
藻類も同じく、乾燥してままでは消化不良を起こす可能性があるため、必ず水で戻すか加熱調理したものを与えましょう。
種類 | 生食(そのまま) | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
147 | ごま | △ | 〇 | 白ゴマ、黒ゴマともにすりごまにして与えると栄養素を吸収しやすい |
148 | 鰹節 | △ | 〇 | 鰹節は塩分が含まれているため、そのままの場合は少量を与える |
149 | 煮干し | △ | 〇 | おやつとして売られているもの以外は塩分が強め。出汁を取った後の煮干しが◎ |
150 | するめ | △ | 〇 | 消化に悪い・高塩分なのでたくさんは与えない。 加熱して柔らかい方がよい |
151 | 鮭とば | △ | 〇 | 高塩分のものをたくさん与えることは避ける |
152 | 青のり | 〇 | 〇 | 大量でなければ問題なし |
153 | 寒天 | ー | 〇 | 基本的に問題ないが与えすぎると下痢になる場合も |
154 | 昆布 | × | 〇 | 硬い板状昆布は消化不良の原因になるため与えない |
155 | 海苔 | 〇 | 〇 | 味付け海苔ではない方がよい |
156 | ひじき | × | 〇 | 水で戻したもの、加熱したものを与える |
157 | ふのり | △ | 〇 | 水で戻したもの、加熱したものを与える |
158 | めかぶ | △ | 〇 | 水で戻したもの、加熱したものを与える |
159 | わかめ | △ | 〇 | 水で戻したもの、加熱したものを与える |
160 | 海ぶどう | 〇 | 〇 | 塩で漬けたものは必ず塩抜きしてから与える |
161 | もずく | △ | 〇 | 水で戻したもの、加熱したものを与える |
油脂類・澱粉
油脂類は基本的に調理用とします。
毎日摂取させたり、飲むオイルとして使うと肥満を招く恐れがあります。
食欲がない場合の一工夫として少量を使用しましょう。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
162 | サラダ油 | ー | 〇 | 調理に使う分には問題なし |
163 | オリーブオイル | 〇 | 〇 | 各種ビタミンが豊富。 ただし高カロリーなので常用・多量は避ける |
164 | ごま油 | ー | 〇 | 腸内の善玉菌を増やす働きがある |
165 | なたね油 | ー | 〇 | オレイン酸の効果で血中コレステロールを抑制する |
166 | 無塩バター | ー | 〇 | 消化率が高く、嗜好性もある。高脂質・高カロリーなので少量使用 |
167 | マーガリン | ー | △ | 塩分を含み、トランス脂肪酸はワンちゃんにもおすすめできない |
168 | 牛脂 | ー | 〇 | 高カロリーであるため積極的には与えない |
169 | 片栗粉 | ー | 〇 | とろみ付けなどに使用OK |
170 | くず粉 | ー | 〇 | 消化しやすく、漢方的にも滋養のある食材の一つ |
171 | コーンスターチ | ー | 〇 | とうもろこしのでん粉。消化しやすい |
172 | したらき | △ | △ | あく抜きをし、加熱調理したものを与え、未消化で排泄される場合は与えない |
173 | はるさめ | ー | 〇 | カサ増し食材としておすすめ |
お茶類
体によいイメージのお茶ですが、カフェインはワンちゃんにとっては危険な成分。けいれんを引き起こす可能性があり推奨できません。
ワンちゃんに与えるお茶は基本的にカフェインレスのものを少量であればOKですが、積極的に与える必要はありません。
種類 | 飲料として | 注意 | |
---|---|---|---|
174 | ウーロン茶 | × | カフェイン含有にてNG |
175 | 緑茶 | × | カフェイン含有にてNG |
176 | 紅茶 | × | カフェイン含有にてNG |
177 | ジャスミン茶 | × | カフェイン含有・さらに中毒成分含有にてNG |
178 | 黒豆茶 | 〇 | カフェインレス |
179 | ほうじ茶・番茶 | △ | カフェインは少量だが積極的には飲ませない |
180 | 麦茶 | 〇 | カフェインレス |
181 | ルイボスティー | 〇 | カフェインレス |
182 | プーアル茶 | × | カフェイン含有にてNG |
183 | コーヒー | × | カフェイン含有にてNG |
184 | カフェオレ | × | カフェイン含有にてNG |
185 | たんぽぽコーヒー | 〇 | カフェインレス |
ハーブ
ハーブを与える場合は、少量を食材にプラスしたり、お茶にしたりなど。刺激の強いものはおすすめしません。
種類 | 生食 | 加熱 | 注意 | |
---|---|---|---|---|
186 | ローズマリー | 〇 | 〇 | 少量をトッピング。 口臭予防にも◎ |
187 | ミント | 〇 | 〇 | 少量をトッピング。 口臭予防にも◎ |
188 | パセリ | 〇 | 〇 | 少量をトッピング。 |
189 | 紫蘇 | 〇 | 〇 | 少量をトッピング。 食欲増進の効果あり |
190 | どくだみ | 〇 | 〇 | 少量をトッピング。 胃腸の調子が悪い時に積極的に食べるワンちゃんもいます |
191 | 黒こしょう | × | × | 刺激物になるので与えない |
192 | カモミール | 〇 | 〇 | ハーブティーとして与えるとリラックス効果がある。 妊娠中には与えない |
193 | ターメリック | 〇 | 〇 | 少量をトッピング。 食欲増進の効果あり |
194 | リコリス | 〇 | 〇 | サプリメントがおすすめ。 かゆみや痛みを和らげる効果あり |
人のおやつ
自分たちがたべているものをワンちゃんが欲しがったら…?よくあるお菓子をまとめました。
種類 | 与えてよいか | 注意点 | |
---|---|---|---|
絶対NG | チョコレート | × | 中毒を起こす可能性あり |
195 | ポップコーン | 〇 | 味付きのものは少量のみ |
196 | ガム | × | キシリトール入りの場合はすぐに病院受診を。 消化不良で下痢や嘔吐を起こすリスクあり |
197 | クッキー | △ | 油分・糖分の多いクッキーは積極的に与えない |
198 | せんべい | △ | 塩分の多いせんべいは積極的に与えない |
199 | ジュース | △ | 糖分の高いジュース類は積極的に与えない |
200 | 飴玉 | × | 喉に詰まらせる恐れがある、糖分が多いので積極的に与えない |
まとめ
普段私達人間がなにげなく口にしているものであっても、ワンちゃんにとっては命を脅かすほど危険な食べ物があります。
手作り食や普段のちょっとした間食に犬用フード・おかし以外のものを与えたいなと思ったら、一旦それがワンちゃんにとって大丈夫な食べ物かどうかチェックしてみましょう。
ワンちゃんの健康を維持する上で食べ物の危険をチェックする習慣はとても大切だと言えそうです。