炎症性乳がんと診断、手術から半年過ごした経過【闘病記最終記録】

炎症性乳がんと診断、手術から半年過ごした経過【闘病記最終記録】

2019年5月のGWの最中。

どこの動物病院も長期でお休みに入っていた中、とんこのお腹に出来た石のような塊。
唯一開院していたD動物病院で炎症性乳がんの可能性を指摘され、手術をしてから半年が過ぎました。

これまでの経過はこちら↓

結論から言うと、とんこはまだ元気です。
もし本当に炎症性乳がんであったら、今頃とんこはこの世に存在していないと思います。

きっと、炎症性乳がんではなかったのでしょう。
ほっと胸をなでおろすことができた半面、当時の自分の行動が本当に正しかったのかと悩む日々です。

まずはこの半年の経過をまとめます。

傷の経過

炎症性乳がんと診断後の経過

炎症性乳がんと診断後の経過

傷は完全にくっつき、今ではその傷跡もほとんどわかりません。
白く瘢痕化していますが、目立たないです。

引き連れる部分もなくとてもきれいになりました。

手術後、変わったことは?

体重増加

避妊手術をするとホルモンバランスが変わり、体重が増えることがあるのですが、とんこも手術後半年で500gの増となりました。

先生にダイエットフードにした方がいいかと相談したところ、今までのフード(フーロテ4種類を1週間で)のまま、毎食10%くらい減らして様子をみてはどうかと言われたため、フードは特に変えていません。

運動量が増えた

ダイエットもかねて散歩を朝6時から45分、夜は時間は決めてませんが15分程度として、トータル1時間になるようにしています。

これまでが1日30分だったので、15分プラスですね。

手作りフードで抗酸化力をプラス

愛犬の手作りごはん

こちらの本を見ながらレシピは自分で考案しています。

良質なフードを与えていると思っていますが、やっぱりフレッシュな素材を使った料理で抗酸化力を高めたいと思い、週に2~3回ですが、手作りフードを与えています。

サプリメントを検討中

犬のがん予防用に抗酸化サプリを検討していますが、いまだこれだ!というのに出会っていないので、今は使っていません。

術後の経過は?

医師からは経過は順調、傷の治りもとても早かったと言われました。

本来もつ治癒力を十分に引き出せたのではないかと思い、とても嬉しいです。

とんこ8歳になりました

とんこ

GWには「もう夏を越えられないのでは…」と思っていましたが、無事に10月の誕生日を迎えて8歳になりました。

人間の年でいうと50歳くらいかな。

まだまだ甘えん坊で落ち着きもないけれど(笑)、そろそろシニア期に入ると意識しなくちゃいけないなと思っています。

体力の低下、視力・張力の低下など少しずつ老化による影響が起きる可能性を頭に入れておかなくてはいけません。

今回の手術を通して思うこと

最大の後悔は初ヒートの前に避妊手術をすべきだったということ。

私はいつかとんこの子供が欲しいと思い、避妊手術を行ってきませんでした。

だけど、初回発情期前に手術をすると乳腺腫瘍のリスクは0.005%まで低下させることができます。
子宮や卵巣に起こる病気も未然に防ぐことができるのです。

人よりもずっと高い確率で犬は乳腺腫瘍や子宮・卵巣がんを起こすことを私は今回のことが起こるまで知りませんでした。

もしとんこを飼い始めた頃の私がこの事実を知っていたら間違いなく手術をしていたと思います。

もし小さなワンちゃんを飼っている方がこの記事を目にしたなら積極的に避妊手術を検討してほしいと思います。

避妊手術は4~5万円でできます。
今回、炎症性乳がんだと言われて行った手術は13万円です。

手術を決めるのはお金の要因だけではありませんが、この事実を知っておいて損はありません。

私の後悔がどこかのワンちゃんの幸せに続いてくれることを願っています。